先日、仕事の関係上「きものの帯締めマニュアル」用の写真撮影に立ち合いました。写真はマニュアルに掲載され、着付け教室の教材として使用されるものです。そこで和装専門の女性スタイリストさんと知り合いました。スタイリストは何人か知り合いがいますが和装専門の方は初めて。小物を選択し帯締めの先生に渡したり、撮影用のきものの柄を選んだりテキパキと業務をこなしています。休憩中に「さすがに詳しいですねぇ」と話しかけると、実はスタイリストの仕事は今日が初めてとのこと。
よく聞くと、撮影スタジオの近くに最近オープンした小さな和装専門店のオーナーさんで、今回の撮影用にスタイリングを依頼されたらしいのです。見たところ20代後半といった容姿なので、若くして経営は大変でしょうと尋ねると、個性的な品揃えで人気が出始め、最近は口コミで知ったお客さんも少なくないそうです。一番気を使うのは仕入れだそうで、人気デザインの傾向や季節を考慮したきものや小物が揃えられるよう、毎日が勉強だそうです。
「実は、今もきもの 仕入れの研究をしていたところ」と見せてくれたのが手持ちのパソコン。きものを仕入れたい人にお届けする完全お役立ちサイトなるものがあり、彼女はこのサイトを利用し、ほとんど独学で今のショップを始めたそうです。モニターを見せてもらうと確かに充実したサイトで、きもの関連の仕事を始める時のポイントや卸業者の比較、人気着物ランキング、さらに、経営Q&Aや古着を扱う際の資格取得アドバイスまでが詳しく解説されています。最近は様々な分野でショップ開設のノウハウがネットで簡単に得られるので、その分、個性的なお店づくりを考える余裕ができるのだろうと感じました。